岐阜中央森林組合は、岐阜県中部(岐阜市・各務原市・山県市)の森林を守る担い手として、
山奥での間伐をはじめ住宅地裏の危険木の伐採など幅広い事業に取り組んでいます。
全国ネットのテレビでも取り上げられる山県市の美しい清流長良川の源流の一つ「円原川」の源で、
「組合員と職員、そして美しい森林のための組合」の理念のもと、年間150haを超える森林整備を安全第一に行っています。
自然災害に備えた伐採や木材搬出・間伐・植栽などのあらゆる森林整備において、
岐阜中央森林組合へご連絡いただければ、いち早く対応いたします。どうぞお気軽にご相談ください。
私たちの役割
森林は、私たちにたくさんの恵みを与えてくれています。
二酸化炭素を吸収し「酸素」を作りだしたり、洪水や土砂崩れなどを防ぐ・水を川や海に綺麗にして流す大きなろ過装置の役目・多種多様な生き物たちの生息環境の保全など森林の有する多面的機能を発揮させれば、地球温暖化を防ぐことにもつながります。伐採した木材については、住宅に使われる国産木材やバイオマス燃料などの新しいエネルギーへと変わります。
そんなたくさんの恵みを与えてくれる森林環境と林業の未来を守っていくために、山の手入れや育った木を伐採し、新たに植林・育林して山を再生・循環させることが森林環境の保全につながるとともに、人々の暮らしを守ることにもつながります。
森林組合として地域社会に貢献するため、健全な森林整備を行い、森林資源を無駄にすることなく、この森林を守り育て、数百年と後世に残していけるような美しい森林づくりをすることが、私たち、岐阜中央森林組合の使命であると考えています。
目指すのは、森林資源を守り、
人々の暮らしも守ること。
少数精鋭だからこそのチームワークとスピーディかつ臨機応変な対応で、地域に密着した事業に取り組んでいます。森林整備に特化したプロフェッショナル集団だからこその専門的な知識や技術ならびに現場経験を要する作業も、各地域の森林・林業の特徴をふまえた最良な方法で対応いたします。
また、次世代へ引き継ぐため、林業の普及・指導に励んでいます。
岐阜中央森林組合の取り組み
この森林を守り育て、
200年先の後世にも 残るような 美しい森林を未来に残す岐阜県の森林づくり基本計画である“「清流の国ぎふ」の未来を支える森林づくり”に基づき森林施業に取り組んでいます。
主に山県市を中心に、安全かつ効率的な作業による森林の手入れを通じて、森林資源の有効活用を目標に日々邁進しています。私たちは常に業務改善を試み、作業方法の見直しと安全性確保に努めています。
森林の循環をつくる
植える・育てる + 伐る + 運ぶ・加工する + 使う
また、世界的なSDGsへの関心により、国土の保全、水源の保全、地球温暖化の防止、木材をはじめとする林産物の供給など森林の有する多面的機能は再認識されている傾向にあります。これにより持続可能な発展に基づくビジネスモデルとして、林業の未来をより明るいものにしていくことが大切だと考えています。
私たちは、数百年と後世につながる豊かな森林を残せるよう、日々切磋琢磨しながら営んでおります。
事業内容
01.森林整備事業
年間150haを超える現場経験で培った
技術力とノウハウで森林整備に取り組んでいます。恵まれた緑の山々に囲まれた山県市は、県内有数の森林率をほこり、美しい山や川に囲まれたとても自然豊かな地域です。しかし、森林資源は人工林を中心に蓄積が増加しており、人工林は計画的な間伐、主伐、再造林を必要とするため、森林の植栽、下刈り、間伐などの森林整備を行います。
適切な森林整備を行うことで、健全な森林を作り出し、森林資源の循環利用に積極的に取り組んでいます。
私たちは、祖先から受け継いだ大切な資産である森林を、年間150haを超える現場経験で培った技術力とノウハウで、森林所有者さまが「森林組合に任せてよかった!」「持っていてよかった!」「子孫にずっと残していきたい!」などと思っていただけるように、丁寧な森林づくりに努めています。
施業事例
集材作業
造材作業
山頂での草刈
02.里山林整備事業
安心して住み続けられるように
地域のみなさまの安全を守ります。
危ない木や自然災害から民家や畑を守り、鹿や猿などの獣害を減らすなどして「みなさまが安心して暮らせるまち」を守るため、民家裏にある危険木伐採や畑などの獣害対策としてバッファゾーン整備などの里山林整備を行います。
各自治会からの要望を受け、施業するため、これまでの確かな技術力と対応力で、自治会とも安定的に取引を継続しています。
危険木伐採
火災の原因にもなる電線に接触しそうな木や民家裏などの倒れたら危ない木、民家・道・端穂・神社などにある“枯死木、枯損木、傾斜木および倒木”などの危険木から周りに建物があり簡単に倒すことができない支障木(ししょうぼく)まで、周囲の環境を確認し、安全第一に伐採を行います。
バッファゾーンの整備
獣害を減らし、農作物被害を引き起こす野生動物と人とのすみ分けを図るため、隣接している民家や道路などから20〜30mほどのバッファーゾーン(緩衝帯)の整備を行います。
不要木の除去(間伐)
人工林は成長に伴い木々同士の間隔が狭くなってしまうため、放っておくと日光や栄養が十分に行き渡らなくなり、木々の一部を間引きする作業が必要になります。
間伐(不要木の除去)を行うことにより、地表にも十分な日光が当たるため、周辺の草花が育ち、豪雨や突風などから地表の土を守ります。枯れた草花は肥料となり、豊富な土壌の保全にも役立ちます。
森林の有する多面的機能を発揮させるためにも、適切な間伐を実施していく必要があります。
適切な間伐を行うことで、地域の森林資源の活用の向上につながります。
施業事例
山県市内間伐前
山県市内間伐後
03.森林作業道開設事業
被害拡大や道奥の森林整備停滞を防ぐため、
環境改善や災害に備えるのも林業の仕事。「みなさまが安心して暮らせるまち」を持続するため、木材運搬の効率化や被害の拡大、道奥の森林整備の停滞などを防ぐための森林整備範囲の拡大・改良・復旧まで森林整備計画に基づき、「安全で災害の少ない作業道」を念頭に、森林作業道開設事業を行います。
また、作設によって起こる災害は絶対に防がなければなりません。災害に強い作業道開設のため、山県市の「作業道修繕事業」などを利用し、点検は小まめに行っています。
なお、新設の森林作業道を活用することで、木材の運搬効率が上がるため、全体的な木材生産効率を高めることができます。木材の生産効率が上がることで、組合員への利益にもつながります。
施業事例
重機
作業中
完成間近
04.その他の事業
特殊伐採
個人からの特殊伐採の
ご依頼も受け付けています
山奥での伐採技術を生かし、「支障木(ししょうぼく)」と呼ばれる生活するうえで危険な木や、台風などの自然災害による倒木、自分では切ることができない大木など民家への被害を防ぐための伐採を行います。現場にあわせてクレーンなどの機械を利用して、安全第一に取り除きます。
地域密着の森林組合として、地元のみなさまに 寄り添うきっかけになればと考えています。お気軽にご相談ください。
施業事例
高所作業車
倒木処理
民家裏
お問い合わせ
森林と生きるみなさまが
安心して暮らせるように
自然災害に備えた伐採や木材搬出・間伐・植栽などのあらゆる森林整備において
岐阜中央森林組合へご連絡いただければ、スピーディかつ臨機応変にお応えします。
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